どもです。突然ですが、僕は割と読書が好きです。本を読んで新しい知識を増やすことも、良い文章に嫉妬心を抱きながら読み進めるのも、読書の醍醐味だと思います。
で、この読書というのはかなりはっきり好き嫌いが分かれる趣味だと思います。本が好き!という人は大体ものすごい量の本を読んでいることが多いし、本が嫌いな人は全く読まない場合が多いのです。
僕が割と読書が好きと言ったのは、昔は本を読むことが大嫌いだったため、胸を張って「読書大好き!」と言える自信がないからです。読書好きを公言できるほど本を読んでいるわけではないなぁと。
読んだ本より怪我の数が多い中学時代
小・中学生の頃図書館の貸出カードがありましたよね。今はピッとバーコードで管理するものだと思いますが、昔は自分の名前と書籍名を書いて借りていました。映画『耳をすませば』なんて、このカードがなければ始まらないですからね。あれも冷静に考えたら恐ろしい行為ですけれども。
恐るべきストーカー男『耳をすませば』の天沢聖司に見る恋愛の駆け引き
こえぇよ聖司クン。
で、僕は当時本を借りるよりは外で遊ぶ子供でしたし、図書カードの表面すら埋まらないような読書嫌いでした。保健室の怪我を記入するカードは欄外まで行きましたが、図書カードにかろうじて載っている数冊の本は、クラスで図書室に行く日に強制的に借りさせられた本です。
なぜ本が嫌いだったか?だってね、眠くなるんだよ。字がいっぱいで難しいんだよ。それだけ。
でも僕はいつの間にか本が好きになっていました。きっかけが思い出せないので、いつの間にか、です。たぶん自分が馬鹿だってことに気付いたのも一つはあると思います。
そしてこれを見たときになんか、できるだけたくさん本を読みたいなと思いました。
一生のうちに全ての知識を手に入れることはできないことを理解しよう。 pic.twitter.com/aVlkgqpbMd
— 研究しろbot (@kenkyu_shiro) 2015年6月13日
衝撃的でした。一生かかってもこの知識は得られない。図書館ってすごい場所だ。
色んな読書方法を試した結果
僕はたくさん本を読みたくなったので、頑張って読むことにしました。でもね、眠くなるんだよ。字がいっぱいで難しいんだよ。
どうすればより良い読書ができるのだろう?そう思って読書術の本を読みました。
そして結果として非常に役に立った本がこの2冊
1.読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 28,021
2.どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)
大和書房
売り上げランキング: 3,979
でした。この2冊の本に書いてある内容を組み合わせて僕は読書をしています。
この2冊の内容をまとめた読書法
まず、本を読めるようになるために本への考え方を変える必要があります。
つまり、この本をすべて理解してやろう、という気持ちではなく、「この本から1つ知識を得られればそれでいいかな」くらいの気持ちで読むのです。
意識を上げるのではなくて、意識を下げるのがポイントです。かつての僕は「この本の内容をすべて頭に叩き込んで理解して自分のものにしてやる」と思っていました。こんなんじゃ長続きしません。
そしてこれは2.の本からのアイデアですが、高速大量回転です。わからなくなってもあまり気にせずにとにかく先に進むこと。
皆さんは映画を一度見て、改めてもう一度見たときに「あ、これは結末への伏線だったんだな!」と気が付くことはありませんか?結末を知っているから、何も知らずに見たときには気が付かなかった些細な情報に気が付く。これは読書でも同じことが言えます。もう一度読み返したとき、筆者の主張がよりわかるのです。
ですので、まずは先に読み進めることを意識して読む。わからなくてもななめ読みでいいのでとにかく読み進め、もう一度読む。これの繰り返しです。
一度読んだ内容だと、一回目よりも早く読むことができます。そして徐々にスピードが上がり、繰り返し読むのが苦ではなくなります。宇都出さんの言葉を借りれば、「ストック」があるからです。
当然ですが知っている内容の本のほうが早く読めるのです。速読ができるようになるには知っていることを増やす
そしてその時に「なるほど!」と思ったことをノートにまとめる。本文をそのまま書き写すのではなくて、意味が変わってしまわない範囲で自分が分かりやすい言葉に置き換えて書くとより記憶に残ります。1.の奥田さんの言葉を借りると「読書はまとめることで血肉になる」のです。そしてまとめることで「ただ読んで学んだことが何年か残るだけでなく、もっと何十年も頭の中に残って発酵を続け、何かを体験した拍子に思い出して心が動かされる」。これこそが「理想的な『本との深い付き合い」だと奥田さんは言います。
つまり
まずは読み進めることを意識して本を読む。
繰り返して読む。このとき、内容を少し知っているので前回より速く読める。
わかったことをノートにまとめる。
また本を読む。
こうして知識の「ストック」を増やしていくと、初めて読む本でも速く読めることがあります。こうしてどんどん本を読むのが速くなり、理解度も上がると、読書が楽しくなります。
ノートの書き方はこちらを参考にしてみてください
面白くなりたきゃノートをつけろ!2年半以上ノートをつけ、20冊以上ノート術の本を読んだ僕の9つの鉄則
このまとめも実は...
今回書いた記事の内容はちょうど1年ほど前に僕がノートにまとめていた内容です。この2冊の本自体は定期的に読み返すこともありますが、今回「なんかいいネタないかなー」とノートを見返していて見つけました。
僕はこの2冊の本の考え方を自分なりに組み合わせることができた時、すごく興奮したことを覚えています。「これだ!」という感じです。
ここにまとめたこともほんの一部なので、是非本が読めるようになりたい人にはこの2冊を読んでいただきたいと思います。