どもです。今日は北九州でお世話になっていた方と鹿児島でお茶をしてきました。僕は職場で一部の人しか僕がトランスジェンダーだと知らないと思っていたのですが、その人は僕が来る前から知っていたんだそうで、ひっくり返りそうになりました。あ、盛りすぎました。
逆カミングアウト
僕が「僕は体は女だけど男性として生きたいんです」と言うのがカミングアウトだとすれば、「今男として生活してるけど生まれは女なんです」というのが逆カミングアウトです。正しい名称なのかは不明。
僕はカミングアウトにも逆カミングアウトにも抵抗はないのですが、派遣社員として働いていたところでは数名には逆カミングアウトをしたものの、特に突っ込まれることもなく9か月くらい過ごして普通に退職しました。
で、まぁ今日「○○さんと私は最初から知ってたよ~」と言われてびっくりポンですよ。まぁ僕も特に気にしないのですが。笑
こういうのって毎度毎度、言うべきなのか言わないべきなのか、でも気を使われるのは嫌だな、ああああといろいろ考えてしまうものです。当事者は分かるでしょ?
でも、カミングアウトするにしろ逆カミングアウトするにしろ、そういう時に人としてどう思われているかっていうのが重要だと思うのです。
”普通”に生きたい
最近気になる流入ワードを見つけました。「ftm 普通に生きたい」というものです。これを検索してこのブログにたどり着いた彼が果たしてどの記事を読んだのかまでは分かっていないのですが、「君は普通に生きていけるよ」と伝えたいです。
どんな思いでそのワードを打ち込んだのでしょう?将来への不安、焦燥、周囲との関係、身体のこと、戸籍のこと。考えていけば悩みは尽きません。でも、性同一性障害じゃなくたって生きていくのは悩むことの連続です。辛いことも悲しいこともあります。
そんな時に最後にものを言うのは人間性です。そしてあなたが男だとか女だとか、そんなこと以前に生きていく力を身に着けてほしい。
生きていく力とは、料理や家事全般の「生活力」もそうですし、困難に直面した時の「思考力」も、そしてあなたが考えていることや悩んでいることを人に正しく伝える「伝達力」もそれにあたるものです。他にもいろいろあると思いますが、こういったものが大事だと僕は思っています。
普通に生きたい、と思えば普通に生きていくことはできます。普通に生きるというのが結婚をして家庭を築くことなのか社会の役に立つことなのか僕には分かりかねますが、あなたが望めば手に入れられるものです。
そして、これだけLGBTの風向きが良くなっていても謙虚さは失わないでほしい。
僕は特殊な免許も資格も持っていませんが、悩みを聞くくらいならできます。どうしても悩んでいて話だけでも聞いて欲しいときにはお問い合わせフォームからご連絡をいただければと思います。返信できるとは限らないのですが。
と、そんなことを考えた夜でした。
べろーん
おやすみ。