僕が殺人犯にならなかったのは

僕が殺人犯にならなかったのは

どもです。小金井のストーカ事件の被害者、冨田真由さんの意識が回復したみたいですね。良かったです。

偶然の産物

なんつう犯人だよ!って僕も思うのですが、でも、ほんの少し、ほんの少しだけ彼の心の弱い部分が分かるような気がするんですよ。もちろんやったことはとんでもないことで許されない行為だと思うのですが。99.99%以上理解できないとして、分かるのは残りの0.01%にも満たないくらいの部分だけなのですが、なんとなく。

人を何らかの行動に駆り立てるのはたいていの場合、意欲などではなく羞恥だ。

このタイトルで本文が「行ってきます!」とだけ書かれたブログ。これを書いたその日に冨田さんを殺しに向かったんですね。惨めさの中で世界を笑うというブログ。本当に彼は惨めさの中で世界を笑っていたんでしょうか?

惨め。これが僕が分かる彼の中の0.01%未満。ときどき、自分がこの世で一番情けなくて性格も悪くて弱くて無能で愚かで、最低な人間だと思うことがあります。誰にだってあるんじゃないかな。これが惨めって感覚だと思う。そしてその惨めさをどこにどのようにぶつけるのかは人によってさまざまなのでしょうね。

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僕はその惨めさを人殺しという形でぶつけることはしません。でも、たまたまそうしなかっただけ。そしてたまたま、これからもそうする気がないだけ。それは僕がマトモだからじゃなくて、強い人間だからじゃなくて、僕の思考回路がたまたま他人に矛先を向けようとしないだけ。たまたまそんな環境で育ってきただけ。たまたま友達に恵まれていただけ。たまたまそんなことする傲慢さも勇気も覚悟持ち合わせていないだけ。たまたま、失いたくないものが多いだけ。たまたまそれをしないだけの自尊心を持ち合わせていただけ。

僕が殺人犯にならなかったのは、僕が優れているからでも劣っていないからでも、思いやりがあるからでもない。

たまたまそんなふうに、育ててもらえただけ。

殺人事件(今回は未遂ですが)を見るとそんな気持ちになってしまいます。

今回の事件は気軽に会えるようなアイドルの危機管理とか(彼女はシンガーソングライターですが)、警察の杜撰さとかいろいろ論点はあるんでしょうけど、アイドルにも警察事情にも詳しくない僕が感じたのはそういうことでした。でも携帯電話もないような時代からアイドルの襲撃はあるわけだし、活動形式の問題ではないような気もします。

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今回の岩埼容疑者だったら例えば相手がテレビにも出まくっていてガードもめちゃくちゃに固くしてあるような女優さんとかだったとしても、同じように計画を立てて犯行に及んでいたかもしれません。

とにかく意識が回復してよかった。でも彼女はずっとトラウマを抱えて生きていくのかな?それはそれで生き地獄で、死んだ方がマシなくらい辛いのかもしれません。彼女には味方になってくれる人もたくさんいるのかもしれませんが…。僕には岩埼容疑者のことも冨田さんのことも結局はよく知らないから、憶測でペラペラと話をするのは良くないことですね。おやすみなさい。

 

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