訓練所生活11日目の心境と訓練所での目標

どもです。訓練生活に入って11日が経ちました。とても濃い毎日を過ごしています(濃いのことを濃いというのは方言らしいですね)。

長い半年の先に

10月6日、僕は泊まっていた新宿のビジネスホテルから福島の二本松に向かいました。朝起きて、タイ語の勉強を少しだけして、5kgオーバーしてしまった、つまりは25kgのキャリーバッグをゴロゴロと押しながら人の波をかき分けます。都会の人の波の中でおっかなびっくり漂うのは、自分のことを田舎者だなぁと思う瞬間ですね。

入所式前に訓練所長や総括、班担当の方とお話をしました。

所長さんの入所式の挨拶の「入所、おめでとうございます」を聞きながら「とうとうここに来ることができたんだな。」と感慨深く感じました。

ここに来るまでの飛行機や新幹線の中で、アダム・グラントのORIGINALSという本を読んでいました。

この中で印象的だったのはこの言葉。

オリジナルなことを実現して成功している人たちの中身は、私たちとさほど変わるものではない。彼らも、みなと同じような恐怖や不安を感じている。しかし、何が違うかといえば、「それでも行動を起こす」ということだ。「失敗することよりも、やってみないことのほうが後悔する」彼らはそのことを、身をもってわかっている人たちなのである。

僕のやったことはこの本の中に出てくるような偉大な人物のように大それたことではないのですが。

4月から9月までのこの半年は僕の短い人生の中ではいちばん長く感じる半年でした。でもこの半年があってよかったなぁと思いました。

僕があの日、二本松訓練所に電話をしていなければ、僕は今頃アフリカにいて、女性として活動していたのでしょう。それはそれできっと、うまいこと周りに合わせてやっていたのだと思います。同じ隊次の人にはカミングアウトをしていたのかもしれません。

でも、もしかしたら僕は後悔していたかもしれません。どうして何も言わなかったのだろう。どうしてまた「自分さえよければいい」と考えて何も行動を起こさなかったのだろう、と。

毎日新聞さんやNHKさんで取り上げていただいたことで皆さんに届いた印象ほどは、ドラマティックなことが起こったわけではないと、僕は思っています。もちろんお褒めの言葉をいただけたのは本当に嬉しいですし、励みになりました。ありがたいことです。

でも、僕はまだ何もしていないのです。厳密には青年海外協力隊候補生であり、隊員でもありません。ただ、自分の性別について言及しただけの、空っぽな状態です。

たった2年間で、僕がタイに行ってできることなんて大したことではないと思っています。でも、この2年間が僕の成長につながることは間違いないと思っています。

 

僕は本当にたくさんの人のおかげでここまで来ることができました。

コウシロウとして、トランスジェンダーの隊員として。

 

それは僕の力ではないのです。僕はただ、スイッチを押しただけのようなものです。

訓練所でやりたいこと

で、前置きと思えないくらいくそ長い前置きでしたが、訓練所生活にも慣れてきたので僕が訓練所でやりたいことはとりあえず大きく4つ!

1.タイ語を話せるようになる。日常会話に問題がないくらいまでを目指す。

2.できるだけたくさんと話をする。というか人生の先輩方の話を聞く。

3.自主講座でLGBTについて取り上げ、認知度・理解度を上げる。

4.週2冊以上は本を読む

 

こんな感じです。

そういうわけで、僕の部屋にはこの紙が貼ってあります。

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戒め。笑 声に出して読んでいます。

今日はお休みでしたが、充実した休日を過ごせました。同じ班の方々やタイメンバーとも仲良くなってきて、毎日楽しいです。

とりあえず僕は元気でやっています。今後も日々悔やむことのないように生活します。

 

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