どもです。2月になりました。クーラーに当たりすぎて風邪をひいて熱を出してホームステイに行けないなんてこともありながら、今は元気にバンコクで語学研修中です。
マイサバーイ部屋(療養部屋みたいなところ)行き
今日は語学学校の授業でタイ人について学んだのですが、「へぇー!」と思ったことが色々あったのでまとめたいと思います。
タイ人は挨拶をしない?
タイ語の挨拶はสวัสดี(サワッディー)ですが、これ、タイ人同士ではあまり使わないのだそうです。目上の人やお客さんに対してはワイ(合掌)をしてสวัสดี を言いますが、会社の同僚などにはあまり言わないとのこと。日本だったらお疲れ様、とかおはようございますは同僚同士でも言いますよね。
タイ人は代わりに「今日の服良いねー」とか「どこ行くのー?」とか「ご飯食べたー?」と言うのだそう。でもそれらは答えを気にして聞いているわけではなくあくまで挨拶代わりなのでまじめに答える必要はないのだそうです。
おやすみとかお先にーとかも、タイ語で言えないことはないけどまず日常の中では言わないのだそうです。言うのは小説の中くらいだとか。
タイ人は意見を言わない?
会議などにおいて、欧米諸国と比較して「日本人は意見を言わない」なんて言われるものですが、タイ人は日本人よりも意見を言わないらしいです。
先生曰く恥ずかしいから、とのこと。自分が意見を言うことによって周りの人に能力を見透かされたり、何か思われたりするんじゃないかと危惧してしまうのだそうです。若い人に限らず、大人や上の地位の人の殆ども含めてその傾向にあるのだとか。
そういうわけなので、何も発言しないからと言って何も考えていないわけではないのだそうです。意見を聞きたいなら1対1か、もしくは用紙を配って「ここに意見を書いてね~」とするのがベター。
恥ずかしがりで面子を気にするという点で、人前で叱責するのも良くないそうです。また、嫌われてしまうとなかなか元通りにはなれないのだとか。タイ人は仕事は仕事・プライベートはプライベートと分けて考えないらしいので、タイ人と円滑に仕事をしたいのならその辺りにも気を遣う必要がありそうです。
タイ人は計画性がない?
タイ人は数字に弱く、計画通りにもの事を進められない傾向にあるのだそうです。日本人なら「これを終わらせるのに何日かかる?いつまでに終えられる?」と聞けばおおよそで「来週の月曜日には」とか「あと2時間です」とパッと答えられるものですが、タイ人はそのおおよその数字を言うのも好きじゃないらしい。具体的な数字や日にちを言ってそれを守れなかった時のことを考えると、はっきり言いたくないんだそうです。
で、先生がタイ人が計画性がない理由について個人的な見解を示してくれたのですが、これには納得しました。
先生曰く「タイ人にとって計画性そのものが必要でなかったから」というのが計画性がない理由。
日本には四季があり、冬が来る前に蓄えておかなければ飢えてしまいます。やせた土地はきちんと耕さなければいけませんし、種を蒔いても時期があっていなければ芽が出ません。
その一方タイは食に関して豊かな国です。昔から果物や魚や米がたくさんあって、お金がなくても食うには困らない国でした。いつ種を蒔いたってちゃんと生えてくるし、食べ物がなくなったらそこら辺を歩けば食べ物にありつけるのです。だから計画的に備える、という発想自体がない。
ななななるほどな!納得しました。
ここで一つ疑問。日本で身分差が生じた一つの理由として、農耕社会に移行して以降の余剰作物の取れ高の差があります。タイには身分差がないの?と聞いてみました。
先生の答えは身分差はあるけど、下の地位の人が食べ物に困ることはないとのこと。魚を捕まえて食べればいいし、バナナをもいで来て食べればいいということですね。
まとめ
タイ人は僕が思っていたよりシャイで気にしぃなところがあるようです。面子文化は中国と似ていますね。円滑に働くには優しくて繊細なタイ人の心に寄り添う必要がありそうです。計画性は僕もタイ人に負けないくらいないので、負けないようにしたいと思いました。
と言ってもこれらはあくまでタイ人の先生に聞いた話で、僕が働いてそう感じたわけではありません。まだ。
来週の木曜日には任地、チェンライに旅立ちます。これらのことが本当かどうか、自分の目で確かめてきたいですねー。楽しみです。