小さなゴールが見えてきた!慈善事業の基準作り

どもです。最近誰に活動のことを聞かれても、ポジティブな返事ができない日々が続いております。何もしてないわけではないのですが…なんだかなぁ。

そんな中で1つゴールが見えてきたのでまとめてみました。

 

やっと基準が形になってきた!

さてさて、僕の仕事の一つは今の慈善事業の質の向上(らしい)のですが、前々から言っていた交通費・生活費支給の基準作りのゴールが見えてきました。いえーい!

 

日本語は完成。タイ語も一応タイ人に意味が伝わる程度には完成。もう少し文章としての体裁を整えたいところです。そして同僚と修正を加えていこうかなと。

今日同僚にも見せてみましたが、褒めてもらえたので素直に嬉しかったです(子どもか!)。

 

ここに来るまでが長かった。しかも地味

基準を作るなんて本当に地味な仕事です。これを成し遂げましたぁ!なんて大声で言えるような大きな仕事でもない。でも重要なことだと思います。最近のスタッフの入れ替わりの激しさを見ていてなおさらそう思いました。

 

作りたかったのは、それを使えば誰が見ても支給額が同じになる基準です。

やはり患者さんの話を聞いているとどうしてもお金をたくさんあげたくなってしまいます。しかも、はっきりとよくしゃべり、窮状を訴えることができる人にはなおさら。毎回話していると親近感も沸いてきます。

 

だけど、本当に支援が必要な人はむしろそうしたコミュニケーションが得意ではなかったり、状況をうまく説明できなかったり(たまに言語以前の問題でコミュニケーションできない人もいます)。そういう人なんですよね。家に行って目で見て初めてわかることもある。

予算にも限りがあります。慈善事業用資金の収支も見ていますが、支出が若干多いんですよね。だからバンバンあげるわけにもいかない。

 

現場のスタッフが言っていた通り、確かにその人次第なので、それを基準としてまとめるのはとても難しかったです。

ただ以前も書いたように金額が一定の範囲内収まり、かつ個別に差がある以上は何かしらの基準がスタッフの中にあってそれが言語化できていないだけのはずなのです。

とにかく数をこなして感覚をつかんでそれを文字にするしかないため、8月からは一覧表を作成しそれを振り返りながら基準を考えていきました。データは35人分。延べ人数は5月から考えると100人近くです。にしちゃあタイ語がうまくなんねぇなぁ

 

表を見ていくと交通費支給は多くても200、何か指示がない限りは生活費も多くて300なので、この辺をどうやって言葉にするかがカギでした。

 

で、マイ先生にも相談です。

(マイ先生についてはこちら:タイ人の先生が面白いと感じた日本語とスラング

もはやマイ先生は僕にタイ語やタイ文化を教えるという仕事以外に僕の仕事の愚痴悩みを聞く仕事もしています。

ガソリン代に100B以上っておかしいですよね?
マイ先生
そんなにかからないですよ!しかもバイクですよね。たぶんウソです
ですよねー。でも慈善でやっている以上は患者さんにウソでしょ?なんて言い方するわけにもいかないし

 

この辺については職場で相談しても、結核の治療期間中だけの援助だから多少大目に見ることになったんですよね。難しい。

 

出来た基準がこちら

 

交通費

・基本的には200バーツを上限として、全員に回答額をそのまま支給する。

・タクシーなどを貸し切ってきた場合には上限200バーツ、バイクを持っていてガソリン代のみがかかる場合や、乗り合いのソンテウ・公共交通機関のみを使用した場合には上限を100バーツとする。

・一回の交通費が500Bを超える場合にはこの限りではない。

生活費

・以下の項目を確認する

1 家に食料、または食料を買うお金がない
2 金銭的な問題が起こった場合にお金を貸してくれる親戚兄弟、近隣住民がいない
3 仕事をしていない(している場合には頻度と収入まで確認)
4 政府の補助金などを受け取っていない(受け取っている場合にはいくらか)
※ 福祉カードを持っているかどうかも聞く。
5 扶養家族がいる(いる場合には何人か)

 

・1~4のすべてに当てはまる場合には、生活費のほかに食料を支給する。食料は卵10個、油470ml、箱入りの豆乳6パック。

・ただし、家に調理設備があるか、持ち帰りの際に不便がないかを確認し問題がない場合にのみ支給する。また、食料を支給する場合には1回目に身長・体重、2回目以降は体重のみを記録する。

・基本的には1項目に該当するごとに50バーツを支給する。例えば2、4に該当するのであれば50×2=100Bとなる。

・事務所から事前に指示がある場合にはこの限りではない。また、上記以外にも考慮すべき個別の事情がある場合にはこの限りではない。

 

 

はい。50B×該当数というシステマティックなやり方にしてしまうのはどうなんだろう、と思いましたが、現場で患者さんと接して柔軟な対応はできると思うので、あえてこういう風にしました。

やっぱり現場にいるスタッフの方がこの基準に関しては褒めてくれましたね。

 

地味な作業2

地味な作業で言えば教材・資料作りも。以前から少しずつデザインの勉強(と言っても本当に大したことないレベルのことなのですが)をはじめて、インフォグラフィックス系の資料も残せたらいいなーと考えています。

試しに日本バージョンで作ってみました。

 

まぁまだこんなレベルなので、少しずつ上達していきたいですね。

今後の活動予定もまた後日書こうと思います。

おわり。

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