どもです。ここ最近はなかなかブログを書く時間が取れていません。というのもいよいよ明日は世界結核デーで、明日のために今日までチェンライ高専の先生と準備をしたりなんたりしていたためですね。
結核ポスターコンテストの目的
僕が結核ポスターコンテストを行ったのは、結核について知る機会を作るためでした。
絵を描くには知識が必要となります。みんなスマホで情報を調べると思うので、それで検索して調べるうちに今まで知らなかった知識を得る機会になります。
みんながスマホを持っているタイの学校では、単にこちらが結核の知識を(下手糞なタイ語で)教えるよりもこっちの方がみんな興味を持つのではないか?と考えたんですね。
周囲を巻き込みながら活動する
夏休み中なので生徒は全然集まらないと思います。しかし日本の大学から昨年に引き続き熱帯医学研究会の大学生がやって来るので、是非彼らと一緒に何かできないかと思ってこの日を選びました。
12月頭に提案した時、先生には一度「この日は夏休みだから人は集まらないと思う」と言われました。それでも「日本からの学生が来るのはこの日。タイの学生にも日本の学生にも交流をしてほしい」とお願いをして、先生も人集めと他の先生の協力の取り付けに熱心に協力してくれました。
ポスターという形で興味を持つ機会を作った上で、最終的に正しい知識を提供する機会も欲しかったので、表彰式を兼ねて啓発活動もすることにしました。
そこでカウンターパートに、この日に結核の啓発授業をやってみてほしいとお願いしました。もちろん学生に理解を深めてほしいという気持ちもありますが、僕自身が彼らがどうやって啓発授業をしていたのか知らないので(5年前くらいからもうやっていないとのこと)、一度見てみたいと思ったのです。休日出勤をさせて申し訳ないですが、僕は明後日も丸一日観光案内・引率を押し付け任されているので許してほしいところです。笑
先生と表彰状づくりの作業をしてる時、先生が言いました。
「生徒たちのことを考えて活動を作ってくれてありがとう。とてもワクワクする。これからも一緒にいろんな活動をしましょうね」
と。
ぐええええもう本当にありがとうございます。なんかちょっと報われた気がするよ…。
昔オックスファムのCHANGE Initiative2011に応募した時に、電話面接で「どんなリーダーとしてどんなふうに活動をしたいですか?」と聞かれました。
その時僕はその質問の答えは用意していなかったのですが、何か答えないと、と思いとっさに答えました。
「上に立つのではなくて、横に立って人を巻き込みながら進むリーダーでありたいです」
そんなことをふと思い出しました。あれからもう7年が経ちました。つくづく僕はリーダー向きではないなと思うのですが、あの時答えた「周りを巻き込みながら進む」って、今まさにやっているこういうことの、この感覚なんだろうなと感じたのです。
一人の力ではできないことを、周りの力をたくさん借りて形にしていく。これは活動以外に協力隊の隊員総会の準備や、同期と何かを作るときにも強く感じています。
「先生、私はタイにあと10ヶ月くらいしかいません。その間にもっとたくさんのことをやってみたいんです。私一人では、言葉もうまくないし、コネクションもないし、何をやるにも難しすぎるんです」
「それはその通り、一人でやるのは大変すぎるよ。タイ人であったとしても。だから一緒にやりましょう」
明日がどうなるのか分かりません。緊張している訳でもなくて、ただただ、もうこの日が来てしまったんだなぁという感じ。
僕は前も書いた通り、配属先ではよく評価されていません。それでも何とか自分で広げて何とか保ってきた活動を通じてこんな風に言ってもらえたのは、僕にとっては本当に嬉しいことです。
何が正解なのかわからない毎日ですし、やっぱり未だにしんどいんですが、ほんの少しずつ進歩しいることは素直に喜んでおくことにします。
とにかく明日はもうなるようになれ!