貧困スクリーニングのデータ分析と新しい課題

どもです。最近活動のことについて書いていませんでした。まぁ特別なことを何もしていないから書いていないんですがね。

でもあまりすることがないことも含めて残しておかなきゃと思って書いてみました。

途中まで昨日書いていて、仕事がないのつらいみたいな記事だったのですが、今日は新たな仕事ができたのでそれについて書いています。

エクセルでデータ分析

最近やっていたのは患者さんのデータの分析。

配属先の皆は日本ではあまり使われていないFoxPROというソフトを使っていて、僕もインストールはしたものの使い方はいまいちわかっていません。リストを見るだけに使ってる。

プレジデントが「日本人はエクセル得意でしょ?エクセルで分析していいよ」とのことだったのでエクセルで分析。すごく得意とかではないですが、検索条件に従って人数を数えてグラフを作るくらいのことであればできるので、今回はこれで間に合いました。関数とか忘れちゃってるよねもう。

FoxPROのデータをエクセルにしたものを分析します。

 

出てきたのは壊滅的費用のデータではなくて…

出るだろうと思っていたのは「結核患者の多くが生活に困難を抱えている」を裏付けられるような数字だったのだけど…

実際に分析して分かったのは「40%以上の患者がスクリーニングにおける有効な回答を持っていない。」ということ。

 

これはプレジデントも少し予想外だった様子。そもそもこのデータ分析をすることになったきっかけは「タイの結核対策のトップがアセアン諸国での会議に出た時に、Catastrophic cost(壊滅的費用)に関するデータを持っていなかったのがタイと東ティモールのみで、トップがとても恥ずかしい思いをしたらしい。」というところから。データそのものはあっても、それを分析したものはなかったんですね。

Catastrophic costのことはあまり知らなかったけど、要は結核になってしまったせいでかかる負担(仕事ができないことによって生じた損失も含む)のことだと理解しています。

Catastrophic cost WHO

 

結果的にここから推測できることは「特に入院患者において、貧困スクリーニングが適切に行われていない」ということ。入院患者だけで見ると、4分の1の患者しか貧困スクリーニングを受けていないことが分かりました。

入院しなければならないほど悪化するまで病院に来なかった患者の方が暮らし向きは悪いと推測できるので、入院患者こそ貧困スクリーニングが必要です。

 

更に適切なデータがある残りの60%だけを調べても特に結核患者の貧困率が高いと言えるような結果にもならず。あれれ。

しかも僕が少なくとも2017年8月からカウントしている患者数が4月までの9ヶ月で約60名

でもデータ上は2017年1月から2018年4月の16か月間に支援してるのは約85名

カウントしてない7か月間には25名しか来てないのか?少なくない?

「あなたが8月から集めて持っているデータを考えると、このデータの支援を受け取っている人数が少なすぎるということね。つまりそれはどういうことだとあなたは推測してる?

 

毎度のことながらぐいぐい迫られます。

が、僕もここでまごついたり人に気を遣って思ってることを正直に言えないとロクなことにならないのはもう学んだのです。あまり時間がなかったので深く考察してはいませんでしたが、その時に思ったことは伝えました。

 

可能性として今はざっと二つ考えられます。

一つは、このデータは初回の来院時のデータのみなので、患者さんの暮らし向きが二回目のスクリーニング以降に悪化したというケースは含まれていない。そのため実際に支援を受けている人数よりも少なくなっているという可能性はある。

そしてもう一つは、どちらかのデータに誤りがある

 

これをそのまま回答。とりあえずプレジデントはこの回答に満足していたようです。ホッとした。土曜出勤の甲斐がありました。

その後プレジデントはまた日本に戻ってしまったので、詳細な分析結果はレポートにして提出。

一度話し合ったし頼まれたわけではないし、そこまでしなくてもいいかなーと思ったけど、できることはやっておこうと思って送っておきました。

 

新しい課題

これが功を奏したのか?今日新たな課題が来ました。とても嬉しい。

それは、なぜスクリーニングのカバー率が低いのかスクリーニングの実状を調べ、原因を説明できるようになった上で、僕がチェンライにいる間にこのカバー率の改善を行うこと。

こんなことをやらせてくれるってんだから俄然やる気が出てきました(単純)

言葉の壁もあって大変だと思うけどGood Luckとプレジデントにも言われました。

よっしゃ、やれるだけのことやったろー!

活動外の交流

先週の木曜日、6月16日は「先生の日」でวันไหว้ครูのイベントに誘われて参加しました。久々にジャケット革靴なんて格好して、暑くて溶けそうでしたね。

以下豚さんの生首が出てくるので見たくない方はブラウザを閉じてね。

 

 

 

 

 

こうやって学校のイベントに読んでもらえるのって嬉しいですね。ノイ先生とも結核ポスターコンテスト後に会うのははじめてだったので、会えてよかったです。

テクニカルカレッジで祀っているのは創造の神様であるブラフマンだそう。タイにはガネーシャ等、ヒンドゥー教の神様がたくさんいるのはなぜなんでしょうね?

おわり。

2018年7月5日追記

その後→スクリーニングカバー率改善への道、テクニカルカレッジでの交流活動

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