チェンライで少年とコーチが迷い込んだタムルアン洞窟の伝説

【2018年7月5日追記】

※キャッチ画像はhttps://amp.mgronline.com/live/9610000063167.html より引用

どもです。ここ10日くらい連日話題になっていた、行方不明の少年たちが発見されました。

ニュースでも出ていたチェンライ県は僕の任地で、配属先でもこの話題で持ち切りでした。今朝職場に行ったらみんな朝ごはんを食べながら動画を見ていましたねー。「イギリス人のダイバーが助けたんだよ!」と。

そしてカウンターパートがタムルアン(ถ้ำหลวง)洞窟の伝説(ตำนาน)を話してくれました。

タムルアン洞窟の伝説

遠い昔、タムルアン洞窟がある山がまだミャンマーだったころの話

身分の高い女と、その家に仕える馬の世話係の男が恋に落ちました

 

女の父親は猛反対

説得できないと思った2人は駆け落ちすることにしました

2人は遠く遠くに逃げました

 

程なくして女が妊娠していることが分かり、2人は山にある森の中で休むことにしました

「食べるものを探してくるからここから離れずに待っていて」

男はそう言い残して食料を探しに行きます

 

女は男を待ちましたが一向に戻って来ませんでした

 

彼は父が送り込んだ追っ手に殺されていたのです

 

女を見つけた追っ手たちはそのことを女に告げ

家に戻って来るように説得します

 

追っ手たちは応じない女を無理やり連れて帰ろうとしましたが

女は髪をまとめていたかんざしで自分を刺し、自殺してしまいました

 

その時に流れた血が川となり今も山から流れています

そしてその山は身ごもった女性が横になっているかのような形をしています

 

洞窟は女の胎内を表している

…というお話なんだそうな。思ったよりホラーだな。

僕はドラクエ6のこのシーンを思い浮かべてしまいました。

でもこういう伝説だの神話だのを知るのって楽しいですよね。

あとは日本語で タムルアン 伝説 で調べてみると、こんなオカルトサイトの記事が出てきました。

 

 

この洞窟は女の胎内を表していると言われ、うかつに入ると呪われると言う伝説も残されているという。

 

そうなんだ。そこまではカウンターパートの話には出ていなかったのですが、このお話からして辻褄が合うので、そうなんでしょうね。

 

 

カウンターパートが一生懸命タイ語と英語を交えながら(なぜか)嬉々としてこの伝説のことを話してくれて勉強になりました。面白いなぁ。

残り半年、もっとタイのこと、チェンライのことを知って帰りたいなと思った日でした。

 

【以下追記】

Facebookでこの記事をシェアしたところ、このようなコメントを頂きました。

流れた血がメーサーイ川になり、亡骸はナーンノーン山系、お腹のあたりが王母の離宮があるドーイトゥン山になったそうです。このナーンノーンนางนอนというお姫様はもともとシップソーンパンナー(中国南部の西双版納)の美しいお姫様だったようです。今はラーンナー王国の創世神話にもかかわる守護神となっているので、子供たちはこの守護神に守られたと信じている人も多いようです。

なるほど~!それでカウンターパートはこの話をしてくれたんですね。なんかスピリッツが何たらっていてたな。スピリチュアルな話なんだってことだったんだな。

 

おわり。

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