視野が狭すぎたんだろうか? ~ほぼ新卒青年海外協力隊の就活日記②~

どもです。面接とリフレッシュのために一時帰国をしてタイに戻って来ました。

面接の結果はまだ出ていませんが、当日上手く答えられなかったところも含めて、思うところをまとめたいと思います。

前回記事はこちら⇒帰国後の春から働く準備をしよう ~ほぼ新卒青年海外協力隊員の就活日記①~

面接で追及された点

今回は筆記試験、一次面接、二次面接の機会を頂いて、1日で全て終わらせました。

予想していなかったのが、一次試験、二次試験で主に「なぜ他の会社を受けていないのか?」「大学院にはもう行かないのか?」を追及されたこと。

本当に正直なところ、そこを突っ込まれるとはあまり思っていなかったんですよね。

 

というのも僕の場合そもそも協力隊に行ったのが「帰国後に院に行くため」だったので、院はもう行かなくていいの?という印象を与えてしまったようです。

だから、働くことに焦っているんじゃない?とも聞かれました。

 

院に行かなくていいというよりは、

①公衆衛生よりも心理学に興味を持ったので、院に行くなら心理学の勉強がしたい

②今は院で勉強するよりも働いてみたいという気持ちが大きい

③そもそも院に行くようなお金がない

というように、「公衆衛生の院に今行く理由がない」という状況。

 

また、他の会社を受けていないのは

①今回受けた会社にどうしても行きたいと思った

②「新卒」という枠に引っかからない場合が多かった

③(②ともかぶるが)職歴がないために応募できない会社もあった

の3点。でも①以外はあまり大きな理由ではないです。受けようと思えば受けることができました。

 

 

僕の弱点

 

面接をしていて気が付いたのは、「これができます!」「こういう実績があります!」という話を堂々とできないことが僕の大きな弱点であること。単に経験がないからできない部分もありますが、いざ話そうとするとそれ以上に「自分を大きく見せているのではないか?」というストッパーがかかって、自分の実績の話が全くできない…。

こういうのを、インポスター症候群って言うんですよね。

インポスター症候群またはインポスター・シンドローム(英: Impostor syndrome) は、自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。ペテン師症候群、もしくはインポスター体験(impostor experience)、詐欺師症候群(fraud syndrome)とも呼ばれる。

この言葉は、1978年に心理学者のポーリン・R・クランスとスザンヌ・A・アイムスによって命名された。この症候群にある人たちは、能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず、自分は詐欺師であり、成功に値しないという考えを持つ。自分の成功は、単なる幸運やタイミングのせいとして見過ごされるか、実際より能力があると他人を信じ込ませることで手に入れたものだと考える。インポスター症候群は、特に社会的に成功した女性に多いとする研究もある。

Wikipedia インポスター症候群 より引用

とはいっても僕の場合は実績がないのも事実ではあるので、インポスター症候群ではないかもしれませんが…自信を裏打ちするだけの実績がないのは事実ですからね。

 

でもそれもあって、ちょっとでも名の知れた企業になると「そんな大きな企業、自分の学歴や経歴で受けても通るわけない」と思ってしまう(そもそも大きな企業で働くことにあまり関心がないという面の方が大きいのですが)。

 

あともう一つ、指摘されたように沢山の会社を受けていない正直な理由はズバリ、

そんなに行きたくない会社に対して、面接の場で「行きたい」と言えないから。

 

あああ、ごめんなさい、社会不適合者なんです。やりたくないことをやりたいだなんて言えないんです...。

客観的に考えたら前途多難すぎる状況です。でも、僕はやっぱり嘘ついてまであまり行きたいとは思えない会社に入って働きたくない。

勿論、時にやりたくないことが必要なこともありますが、それが周りまわって、自分のやりたいことに繋がっているのであれば喜んで耐えられます。だからこそ、自分が素直にやってみたいと思える仕事に挑戦したい。そこに妥協はしたくない。

 

そう考えるのはおかしいんだろうか?

 

面接を受けたのは間違いだったのか?

ではこの段階で一時帰国をしてまで面接を受けたのが不正解だったのかといえば、そうは思いません。

 

いわゆる逆質問の時間を頂くことができて、計4名の面接官の方に仕事のやりがいをお伺いしました。

もちろん人それぞれ回答は異なりましたが、共通して言えたのは、全員がその会社にしかできないことに誇りを持っていたということ。

だからこそ僕はもっと「その会社じゃないとできないと思っていること」をアピールしなきゃいけなかったんだなぁと思いました。

そしてやっぱりその会社で働いてみたいなという気持ちが大きくなりました。一時帰国までした甲斐がありました。

 

それと同時に面接で「視野が狭いのでは?」と言われたことを受けて、「もっと視野を広げてみよう」と思い、またいろいろな会社の採用情報を見ています。

 

また、「働くことに焦っているんじゃない?」というのも言われるまで考えたこともありませんでした。

 

僕は焦っているんだろうか?と今日は家で振り返って考えてみました。

確かに全く焦りがないと言ったらウソになってしまうのかも。僕ももう帰国してすぐ27歳になります。そんな中で正社員経験がないのって大丈夫なの?と思う自分もいます。

両親に親孝行ができていないというのも、焦りの一つかも知れません。

それに院で勉強したいとなればお金も必要です。

 

僕自身は正直なところ、正社員経験がなくても大丈夫だと思っています。死ぬわけじゃないので

でもその正社員経験がなくても大丈夫という考え自体が非常に狭い考えなんじゃないか?と不安になることはたまにあります

 

いずれにしても、面接を受けたことで志望の気持ちが高まったこと、もっといろいろ調べてみようと思えたのでプラスになりました

 

前途多難な不適合者チック就活ですが、春から働くことを目標に動き続けようと思います。

 

おわり。

 

既卒、フリーター、第二新卒の 就活はじめの一歩
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2015-06-02)
売り上げランキング: 111,800
最新情報をチェックしよう!