どもです。半埋没サラリーマンになってはや8ヶ月が経ちました。このブログも働き始めてからほとんど更新できていないものの、ftm関連の記事は未だにちょこちょこと読まれています。
特に定期的にアクセスが増えることがあるのが、この記事。
なぜトランスジェンダーはパス度にこだわらないといけないのか?それは社会が変わるのを待ってるヒマがないから
この記事が共感を得られる理由って、やはり皆さんがパス度に悩んだり、周囲の人との関係にパス度が大きく関わってくるからなのだと思います。
パス度、声パス

この記事をツイート、リツイートしてくださる方はやはりGIDの方が多いのですが、どうもMTFの方の方が多い印象を受けました。
「パス度」という面では確かにMTFの方がつらい思いをすることが多いんじゃないかと思います。
男性ホルモンを摂取したFTMは他に特に何もしなくても、体毛が濃くなって髭が生えるようになったり、声が低くなったりします。
一方で女性ホルモンを摂取したMTFの方が何もせずにひげが生えなくなったり、声が高くなったりするわけではありません。
え?MTFの人で声が高い人多いじゃん!と思うかもしれませんが、それは彼女たちがボイストレーニングをしているからなんですね。
参考:【声パス】声変わりして男声になったMTFがボイトレで何すれば女性声になるのかまとめました
スザミーさんのブログ。この記事で「声パス」という単語を知りました。
ヒゲにしても脱毛の必要があります。生え始めるようになったヒゲは、基本的に生え続けるんですよね。僕はホルモン注射を3年位中断していましたが、その間も一度生え始めるようになったところからはずっと髭が生えていました。
また、体が大きい方も悩むかもしれません。
僕は逆に小さすぎて、時々突っ込まれてしまうのですが、小さいよりは大きいほうが目立つと思うので、その点でも注目を浴びたり、「ん?」と違和感を覚えれれたりする頻度が高くなってしまうのかもしれません。
治療ができないならどうすればいいの?
僕の場合はホルモン注射によってパス度が上がり、普段もパスできずに困るというようなことは今はもう発生しません(逆に、戸籍を変えていないので本人確認で困ることはありますが)。
しかし体質や精神状態によってはホルモン治療なども難しいことがあります。
そうなると服装などでカバーしていくしかありません。このあたりはFTMの服装のことしかわかりませんが…
両方に通じる思うのが、過剰に「男らしい」または「女らしい」格好をしないほうが無難だということです。
僕はスーツを着ないといけない日も多いので、そうなると「男性」な格好になりますが、それ以外は中性的な格好です。無印良品のマネキンみたいなイメージでしょうか?

服装も自己表現のひとつなので、期待服を着れば良いと思います。でも、もしパスしたいのであれば無難な服装をするに越したことはないかなと思います。
棒と玉に振り回されるな
もう一番はこれかなって思うんですが…
仮にパスできなかったとしても、すぐに立ち上がれるメンタルを持つのが一番かなと僕は思います。
パス度を上げるのって、身体的にどうすることもできない時があるんですよね。変幻自在に姿かたちを変えられるわけじゃないし、そもそもだからこそ悩んでいるわけで。
何事もそうですが、できることとできないことがあります。
よくTwitterなんかで「ち○こがないのが辛い。死にたい」みたいなツイートしてるFTMっていっぱいいるんですが、もうそれは叶わないんだから、折り合いをつけることができずにそんな棒と玉に振り回されてると、それこそ人生を棒に振ることになるんですよ。
現実にどこまで折り合いをつけられるか?ここが楽しく生きるコツだと僕は思っています。そうは言ってもねぇ…という話かもですが。
このあたりの「メンタルの鍛え方」的な話はまたいつかしっかり書きたいなと思っています。僕もまだまだだけどね。
まとまりはないですが、少しでも悩めるGIDが減りますように!
おわり。